ホイールキャップの塗装


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経緯について

私がラシーンを購入する際に実に多くの人たちにお世話になりました。 実際、元オーナーだった人からスタッドレスタイヤをいただいたり、ルーフキャリアをいただいたりと ラシーンでなければ得られない幸せというものを十二分に感じさせていただいています。 そうした頂き物で、ラシーン用ホイールキャップがあります。実際、いただいた最初はどうしたものか と頭を悩ませたのですが、以前にラシーンの特別仕様車で白いホイールキャップの設定がある車種を 見たことがあり、非常に似合っていた事を思い出しました。そこで、この余っているホイールキャップを その白いホイールキャップにしてしまおうと考えました。

計画

ラシーンのホイールキャップを白く塗装するにあたり、どのように塗るかについて次のように計画しました。

準備

計画のとおりにうまく塗るために、次のものを準備しました。 ここで自動車用品店で購入できるタッチアップペイント用と書いたのは後で塗料が足らなくなった場合に 買い足しても色に違いがでなくするためです。

作業

実際の作業を順を追って書きます。
塗装前 塗装後
塗装前 塗装後

洗浄

ホイールキャップを洗浄します。私は、洗浄にカーシャンプーを使用し、水洗いしました。そして十分水を切り、 細かいところの水分はティッシュペーパーで拭き取りました。十分乾燥したところで乾いた布でホコリ をはたいて洗浄の終了です。

マスキング

オリジナルの色を残す内周部のマスキングを行います。

3cm程度の長さで細かく切ったマスキングテープを 内周部の円周に沿って重ねあわせながら貼りつけていきます。

ぐるりと一周貼り終わったら、カッターナイフで、内周部の円周に沿ってマスキングテープを慎重に 切ってきれいなマスキングの縁取りを整えます。この時、素材にまで切りつけてしまわないように 十分気をつけます。

縁取りが出来たら、その円周の内部についてマスキングします。新聞紙など、要らない紙を利用して マスキングテープで隙間を埋めればOKです。

一度目の吹きつけ

マスキングが終われば、一回目の吹きつけを行います。もちろん、マスキング時にマスキングに使用した 新聞紙などからホコリが塗装する予定の外周部に付着して要るので、十分にホコリをはらいます。

段ボール箱を組み立てて、底に新聞紙を敷けば、この程度の塗装には十分役に立つスプレーブースに 変身します。これが有るのと無いのとでは大違いです。吹きつけの塗装ではどんなに注意しても、思わぬ ところに塗料が付着して、大変後悔するものです。

さて、スプレーブースも準備出来たので、そこにホイールキャップをセットします。 そして、目的の白色スプレーで吹きます。この時注意するのは、どんなに色が薄くても 我慢してスプレーを近づけないってことです。我慢しきれずにスプレーを近づけると あっという間に液だれによるムラが出来てしまって、仕上がりが大変醜くなってしまいます。

液だれを防止するためにもう一つ心がけることが有ります。スプレーを吹き出したまま往復 させないことです。スプレーする方向を変える時は必ずスプレーを停止させてから運動方向を 変えて方向が定まったら再び吹き出すようにするのです。往復するということは、当然一瞬ですが 移動のとまる瞬間があって、そこに液だれが発生する恐れが有ります。

乾燥

十分塗れたと思ったらいったん乾燥させます。ただ、そのままブースから出して置いたのでは ホコリが乾ききっていない塗装面にくっついて跡を残してしまいますので、ブースの中で しばらく我慢します。そうするとタッチアップペイントの表面から乾燥していきますので、 表面さえ乾燥していれば、次の二度塗りの時にホコリをはらうだけですみます。

二度塗り

では、乾いたホイールキャップを観察しましょう。塗りの薄いところが見つかりましたので、 場所を十分チェックして、今度は重点的に薄いところを吹きます。でも液だれには気をつけます。 薄いところが十分塗れたらまた乾かします。

マスキングをはがす

次に、マスキングをはがします。丁寧に円周に沿ってはがして行きます。ここを雑にやると せっかく塗った塗料がはがれてしまうこともありえます。表面が乾いているように見えて ホイールキャップとの接触面が乾ききっていない場所が有ったりするとそこからはがれて しまうのです。

クリアを吹く

仕上げにクリアを吹きます。これをすると塗装面が丈夫になるそうです。 実感は沸きませんが、それまでツルツルでめちゃくちゃプラスティッキーな質感だった 塗装面が、微妙な質感に変化していい感じに仕上がります。 もちろん、吹いたら乾燥させます。

完成

装着済み 装着済み

以上で、ホイールキャップの塗装についてを終わります。また、この情報をもとに何か塗装される方がいらっしゃ いましたらこの文章のとおりやったけどうまくいかないからと言っても、私には何にも責任が有りません、どうぞ 御自身の責任のもとで楽しい塗装を行ってください。よろしくお願いいたします。



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