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とよしん言行録

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2005-11-10 [木] 使い道を広げたいのなら [長年日記]

_ [クルマ]道路以外に利用を広げるなら自動車関連(内燃機関関連)で広げるべきだ

というわけで、まだ引っ張ります。道路特定財源の利用目的を一般化するとクルマが無ければ生活の現状維持すら難しい人たちとそうでない人たちとの間で不公平が発生することはこれまでも言ってきましたが、これを回避して利用目的を広げる事はできますよね。

それは自動車が走る事で痛むのは道路だけではないという事です。空気も汚しますし、周囲に騒音も響かせます。これに税負担の理由を求める事は可能だと思います。

すなわち道路特定財源の環境特定財源化はむしろ推進するべきかと思います。これならば、国の借金の返済に回される事無く、我々国民に等しく行政サービスとして還元される為、納得しやすいと思います。あまつさえ、日本は京都議定書の議長国ですよね。

ただし、現状の暫定税率をやめ、消費税との二重課税を回避した上で環境税という名前で明確に化石燃料全てに課税する新しい仕組みとして出発するべきです。船の燃料には自動車の様な高い税金かかっていないんですよね。もちろんディーゼルもガソリンも一律に環境負荷を考慮した仕組みにしなくてはならないと思います。

環境の視点から道路特定財源の一般化に賛成している方々もいらっしゃるようですが、一般化すると環境対策以外に吸い取られる可能性が非常に高くて危険だと思います。

今進めようとされている闇雲な一般財源化は反対です。


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