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とよしん言行録

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2004-12-15 [水] 継続性 [長年日記]

_ [日記][意見]少子化ってそんな単純な問題じゃないよね

今朝のJ-WAVE GoodMorning Tokyo(ウチでの通称はカビラさんの番組)で少子化問題で男性が毎日2時間以上育児をすれって話が出てたので通勤中に考え込んでしまった。

本当にそれで子供が増えるんだろうか?社会の仕組みとして全ての父親に毎日2時間の育児担当能力を持たせることが可能なのか?結局は努力目標が増えるだけでケアも助成も無しなら実現できないと思いませんか?もちろん自分の勤務状況を知らない人が聞いたら「やりたくないだけだろ」ってツッコミが来そうですが、寝ている自分の子を起こさないように出かけて、起こさないように帰る寂しさって判ります?定時で帰れれば2時間なんか余裕で越える育児時間を担当することが出来ます。

なんていうのか、こういった少子化対策って具体的に実現できないことを国民の責任として定義することで今の行政側の責任を回避しているという感がぬぐいきれません。突き詰めれば社会の継続性を私たちがどう捉えているのかという問いの答えが少子化という現象なのではないでしょうか?つまり、日本の今の社会に対して「No」を突きつけているのです。こんな社会が続くなら自分の子を同じ社会に送り出すのが不憫でならない訳です。国民全体の集団深層心理では「こんな国なんか滅んでも構わない」って思ってる事ないのかな。

もう一つ、他力本願っていう深層心理も働いていそうですよね。ウチが生まなくてもどっかで4人生まれればいいわけだしって思ってる人いますよね?みんながそう思えば当然少子化になりますよね。他力本願になってしまったのは個々の要因があるでしょうから対策もなにも無いです。でも、他力本願な人も、子供を生み育てるという営みに縁遠い人々、事情があって避けてる人や願っても出来ない人も含めて社会の継続性というテーマで深い思索をお願いしたいと思います。生むこと、育てること自体は他力本願でも構わないと思うんです。その他力で生まれた次の世代を安全に心豊かに育てる環境は手伝って欲しいかなって思います。それが社会ですよね。

_ [更新]うみゅー

しつこいなぁこのスパム・・・でも時間が無い(;_;)


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